「5 A DAY コア・メッセージ」は、バランスの良い生活に欠かせない野菜・果物の役割や重要性を、
「国民健康・栄養調査(厚生労働省)」や「食事バランスガイド(厚生労働省・農林水産省制定)」、
国内外の研究成果などに基づいて作成した重要なメッセージです。
皆様がより健康的な毎日を過ごせるように
5 A DAY コア・メッセージに掲げました5つの項目をご理解いただき、
これからの店舗運営、野菜・果物摂取の推進活動、食育活動などに、
信頼性のある情報として積極的にご活用ください。
5 A DAY コア・メッセージの意味するもの
最近の日本人の食生活を厚生労働省が毎年行っている「国民健康・栄養調査」や農林水産省の「食料需給表」から見ますと、野菜の摂取量はじわじわと低下しています。果物の摂取量は後進国並みであり、ほとんど低いまま推移しています。野菜、果物いずれも国が推奨している目標量(野菜350g、果物200g)には達していません。とくに若い世代の野菜や果物などの摂取量が著しく低く、将来の健康に不安が感じられます。
日本食の利点は、穀類の摂取が確保され、たんぱく質源が肉類に偏らず、魚介類や豆類も摂取され、野菜やいも、きのこ類、海藻など多様な植物性食品がしっかりと摂取されていることでした。しかし、こうした食生活は徐々に崩れてきました。ファイブ・ア・デイ協会では、その中でも野菜や果物などの摂取低下に危機感をもち、一般の方々にこれらの食品の重要性をわかりやすくお伝えしたいと考えています。
監修:池上幸江氏
薬学博士。大妻女子大学名誉教授、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所名誉所員、
大麦食品推進協議会会長を兼任。