質問一覧
教育関係の方
企業の方
毎日の生活の中で不足しがちな野菜や果物をより多く食べてもらうため、1日の摂取目安をわかりやすく表現し、国民にこれを伝えていく健康増進運動です。推進にあたっては官・民連携体制を基盤としています。
1991年、食生活改善の必要性に迫られていたアメリカで『低脂肪・高食物繊維食として、1日5(~9)サービングの野菜と果物を食べましょう』というメッセージを普及させるために、誰もがおぼえやすく、“ファイバー(食物繊維)”の音にもつながる「5 A DAY(ファイブ・ア・デイ)」という名称が生まれました。
これが全世界に広まる過程で、国ごとに必要とされる野菜・果物の1日の摂取量や1単位の量(日本なら1単位70g)の違いなどから、「5 A DAY」(=イギリス、ドイツ、オーストリア、メキシコ、ブラジル他)「6 A DAY」(=デンマーク)、「5 to 10 A DAY」(=カナダ)、「10 PER JOUR!」(=フランス。英語で「10 A DAY」)などさまざまな呼称が生まれてきました。名前は異なっても、「野菜・果物を食べて健康になりましょう」というメッセージをもち、官・民が一体となって展開する健康増進運動そのものを“5 A DAY運動”と言っています。5 A DAY運動を展開する国は、現在世界で30数カ国にものぼります。
日本では「1日5皿分(350g)以上の野菜と200gの果物を食べましょう」をスローガンに、野菜・果物を食べる大切さを多くの方々に知っていただくため、行政や民間企業が協力し合って運動を進めています。
厚生労働省の「健康日本21」で示す野菜の摂取目標量は350gです。 小鉢程度の野菜料理(「ほうれん草のおひたし」などを想像していただくとわかりやすいと思います)は、重量が約70gになりますが、これを1人前=1皿分とします。日本の5 A DAYでは「1日5皿分以上の野菜と200gの果物を食べましょう」と呼びかけています。
ですから、5 A DAYは5種類の野菜や果物を食べること、ではありません。ただし、もちろん1種類の野菜を350g食べればそれでよいというわけでもなく、野菜によって含まれる栄養素も違っていますので、なるべくたくさんの種類の野菜をバランスよく食べていただくことをおすすめしております。また、果物200gは皮付きの重量ですので、皮をむいた状態のものであれば150gを目安に食べるようにしてください。
とはいえ、なかなか具体的にどのくらい食べればいいのか、判断していただくのは難しいかと思います。例えば野菜炒めなどの野菜料理1人前が何皿分にあたるのか、みかんやリンゴであれば何個で200gになるのかについては、こちらをご覧ください。
野菜・果物の摂取が、がんをはじめとした生活習慣病と直接因果関係があるのかどうか、臨床医学分野での解明は非常に難しく、これからの課題です。
ただし、近年世界各国で実施されている大規模な疫学調査※では、「野菜や果物の摂取促進が、がんや心臓病などの生活習慣病予防に効果をもたらす可能性が高い」という結果が多数出ています。こうしたことからも、野菜や果物を多くとることは、がんをはじめとする生活習慣病を予防するために有効であると言ってよいでしょう。
野菜350g+果物200gは15歳以上の摂取目安で、幼児や児童に関しては、現在のところファイブ・ア・デイ協会としての目安は設けていません。あまり細分化してしまうことで混乱を招き、かえって野菜・果物の摂取を敬遠する方が増えてしまう、という結果を避けるためです。
まずは多くの方に野菜5皿分(350g)以上+果物200gという成人の目安を認識していただき、お子さまに関しては成長具合、現時点での体格等にあわせて摂取量を調整していただきたいと考えております。 ただ、350g、200gというのは、健康のために最低この量は摂取してほしい、という数字であり、成人にならなければ350g食べてはいけないということでは決してありませんので、特に成長期のお子さまには充分な野菜と果物を摂取していただけるよう、身近な大人の方に心がけていただきたいと思います。
参考として、第六次改訂栄養所要量(厚生労働省)の年齢ごとの野菜・果物目標摂取量をお知らせします。
■野菜の目標摂取量 (1日1人当たり) |
■果物の目標摂取量 (1日1人当たり) |
---|---|
|
|
小学生を対象にした「5 A DAY食育体験ツアー」(スーパーマーケットを教室とした食育体験学習)や、「5 A DAY収穫体験ツアー」(店頭で売られている野菜や果物の産地を訪ねる収穫体験学習)、また成人を対象にした「企業ウェルネス」(従業員食堂における健康増進キャンペーン)など、さまざまな活動を行っています。 協会の食育活動についてはこちらをご覧ください。
ファイブ・ア・デイ協会は、食に関わる企業・団体を会員とし、食育活動を通じて野菜・果物の摂取をすすめていくことを目的とした有限責任中間法人です。公共機関や有識者の方々にご協力をいただいております。 会員企業の詳細はこちらをご覧ください。
教育関係の方
まずはこちらのフォームからお問い合わせください。その際学校の所在地も忘れずにお知らせ下さい。学校の近隣に「食育体験ツアー」が実施可能な会員スーパーマーケットがあれば紹介させていただきます。但し状況によっては実施が困難な場合もありますので、どうぞご了承ください。
食育パンフレットは数に限りがあるため「5 A DAY食育体験ツアー」など、協会活動での使用を基本とさせていただいており、通常配布は困難な状況です。どうぞご了承ください。 学校への配布が可能な資材がある場合は、あらためてホームページ内でお知らせします。
無料ですので、自由にダウンロードしてご活用ください。但し教育ツールの著作権はファイブ・ア・デイ協会に帰属しています。一部または全部を当協会の了解を得ずに変更したり、複製、出版物、放送などに使用することはご遠慮ください。
基本的には小学校の社会科、総合的学習の時間、家庭科などの授業の一環として取り組んでいただいております。ただし地域の子ども会など小学校以外のグループ単位で参加いただける場合もあります。実施場所である会員スーパーマーケットにより参加条件が異なりますので、詳しくは一度協会にお問い合わせください。
企業の方
まずは協会に入会いただくことになります。その後協会より各種資材や必要な情報を提供し、専任のコーディネーターとともに、活動を推進していただきます。ご入会について詳しくはこちらをご覧ください。
ロゴマークを商品に印刷して販売される場合は、協会に正会員として入会いただく必要がございます。 詳しくは、こちらをご覧ください。
この場合も協会に入会いただくことになります。ご入会の際には、ロゴやPOPの参考例データをお渡しいたしますので、これを活用してお店の規定や雰囲気にあったPOPを作成していただけます。ご入会について詳しくはこちらをご覧ください。
5 A DAY運動を少しでもたくさんの人に知っていただくため、またためになる情報をお届けするため、ホームページは今後ますます充実させていきたいと考えておりますが、リンクに関しては現在のところファイブ・ア・デイ協会会員企業と公共団体に限らせていただいております。すみませんが、ご了承ください。
ファイブ・ア・デイ協会入会案内などをお送りします。こちらのフォームから送付先をお知らせください。